継ぎ方: アトツギ甲子園
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アトツギ甲子園

予選を通過した全国各地のアトツギ15人がしのぎを削る!

2021年2月19日(金)、中小企業庁(運営:一般社団法人ベンチャー型事業承継)は、全国の中小企業の承継予定者(アトツギ)が新規事業プランを競うピッチイベント「アトツギ甲子園」を開催する。

エントリー者数は、全国各地から101名。予選を通過した15名のファイナリストが当日に向けた意気込みを語る。

 

 


 

【ピッチタイトル:エディブルフラワーで心震える瞬間を作りたい】

㈱山ス伊藤商店|卸売業
梅木 悠太 氏
https://yamasu.amebaownd.com

「チャレンジするだけで勝者になれる。あとは当日楽しむだけ!」

北海道空知地方、人口3,000人の月形町で100年以上の長きにわたって商売を続けてきた山ス伊藤商店。創業当時は、金物屋・雑貨商として主に農業関係の顧客を多く抱えていたが、時代に合わせて業態を変えてきた。現在は工事現場に向けた資材や金物の販売のほか、役場や刑務所、消防署なども顧客を抱え、町の総合商社、いわば「何でも屋さん」として地元を支える。5代目の梅木氏は、中学校教員というキャリアを経て、家業に入社。

「チャレンジする雰囲気を町全体でつくっていきたい。アトツギ甲子園では、全国のすごい人達と肩を並べてピッチできるのが楽しみでしょうがない。」と意気込む。

 


 

【ピッチタイトル:「トラックボデー製造工場発!創りたい!をサポートするものづくりスクール」】

㈱サニックス仙台|トラックボデー製造
佐藤 杏菜 氏
https://sanics-sendai.com/

「やるからには本気でのぞみ、殻を破って世界を広げたい!」

宮城県仙台市で、長年お客様の想いを具現化する一点物のトラックボデー製造に携わってきた。リスペクトする父が営む家業に新卒入社した佐藤氏。

家業がこれまで培ってきた確かな技術と、ものづくりへの想いを次世代へ引き継いでいくために、度胸と若さで乗り込む。「この取り組みを一緒にやろう!と言ってくれる仲間、この会社に入りたいと思う若手、全国の町工場の方々など多くの人へ共感いただけるように、頑張りたい!」

地域に根差した工場として、これからも地域に必要とされつづけるために、また人と希望が集まる会社でありつづけるために、これからの未来を熱く語る。

 


 

 

【ピッチタイトル:町工場発の家具D2Cブランド「Sense Of Fun」 自社製品の開発と販売】

細田製作所|家具製造業
細田 真之介氏
https://sense-of-fun.com/

「最優秀賞を獲る!そして今家業で戦っている全国のアトツギも鼓舞できれば最高!」

祖父が建具屋として創業。東京都東久留米市で50年間、木工所を営む。

高校生の時に、部屋に二段ベッドをつくってもらったことをきっかけに、モノづくりの面白さにのめり込む。大学在学中も職人として働き、モノをつくって届ける歓喜・感動を知り、そのまま家業へ入社。1990年代生まれの若手クリエイター集団「SOF SENSE OF FUN」も展開。

「時代としてはITやDXも勿論大事だが、商品力で勝負していきたい!今まで培ってきた技術に自分自身の強みであるアイデアを掛け合わせて、今までにないものをつくっていく!」という熱い想いを語る!

 


 

【ピッチタイトル:親子を育む乳幼児教室の全国フランチャイズ展開、0歳からの豊かな子育てをサポート -リトピュア式-】

㈱リトピュア|親子を育む乳幼児教育
矢島 里佳 氏
http://rito-pure.com

「アトツギムスメとしてのデビュー戦!全国の親子が学びを継続できる仕組みへの挑戦。」

千葉県にて、親子を育む乳幼児教室としてリトピュアを母親が創業。子どもだけが主役のカリキュラムではなく、親と子どもが共に育まれるカリキュラムを提供することで、子どもの成長はもちろん、産後に起こる社会課題の解決につなげているのが特長。

矢島氏は、大学在学中に日本の伝統文化の発信を始め、「日本の伝統を次世代につなぎたい」という想いで、株式会社和えるを立ち上げる。乳幼児期から感性を育む商品企画や教育コンテンツ開発など、10年間の起業家・経営者としての経験も活かしながら、家業へ入社。

「コロナ禍だからと言って、親子の学びを止めてはいけない。どんな時でも、親子が学びを継続できる環境構築に挑戦中。創業者の思い描く、全国で通えるリトピュアを実現するべく、1,000教室の展開を目指す!」と意気込む。

 


 

【ピッチタイトル:日本茶をもっと面白く。数多ある日本茶を一ヵ所に。『日本茶 DX』】

(有) 丸新柴本製茶|農業・茶製造業
植田 大 氏
https://mizutama-teafarm.com/
http://tea-marushin.com/

「培ってきたお茶の技術と自分の強みの掛け算!自分にとってもお茶業界にとってもチャレンジングな1日になる。」

静岡県牧之原市で100年以上続くお茶農家。

長らくお茶の栽培、製造、卸を生業にしていたが、BtoCを強化すべく、小売りブランドを立ち上げる。自身はIT関係のキャリアを経て、お茶の価格が過去最低価格を更新する中で、家業へ入社。もともと「経営者になりたい!という想いがあった。」と語る植田氏。

「日常の食材をつくっている生産者として、生活者の視点に立って、食材を魅力的にすることで人を幸せにできる。今まで培ってきた技術を引き継ぎながら、時代にあった施策で、業界に新しい風を吹かせていきたい」と語る。

 


 

【ピッチタイトル:国内初!補給品供給特化サービス「補給品BANK」】

信栄ゴム工業㈱|工業用ゴム製品製造業
高橋 英夫 氏
https://shinei-rubber.jp/

「中小製造業の課題をサービスに!広く知ってもらうきっかけにしたい!」

岐阜県各務原市で70年以上、ゴム製品製造業者として、工業用ゴム製品などの生産を行ってきた信栄ゴム工業。高橋氏は銀行でのキャリアを経て、結婚を機にマスオ型アトツギとして入社。

「0→1より1→100の既存リソースの強みを活かしつつ、社会のニーズを捉えていくのが得意。やるなら若いうちにいろんな経験を積ませてもらった方が良いと入社を決断した。」と明るく語る。

昨年からコロナ禍で外部環境への依存が浮き彫りになったことで、本サービスを開始した。

理想と掲げる、自ら課題を考えて、解決に動く「課題解決型製造業」の実現へ、想いを語る。

 


 

 

【ピッチタイトル:The future of shopping AR mall〜新しいデジタル顧客体験を全ての事業者に〜】

㈱志成販売 |衣料・服飾雑貨輸入卸販売業
戦 正典 氏
https://shiseihanbai.biz/

「志をもって執念深く行動を起こせば、達成できないことはないということを世の中だけではなく、従業員にも伝えたい。」

大阪府大阪市で生活雑貨をデザインから企画し、中国・フィリピンなどの海外メーカーに製造依頼し、出来上がった商品を輸入し卸すのが志成販売のビジネスモデル。エスニック商品を取り扱う貿易事業を始めたところから、会社の歴史が始まる。ユニークなメーカーとのつながりを大切にすることで、発展してきた。

独立心が強く、シリコンバレーのファッションテクノロジーベンチャーで働いていた戦氏が家業に戻るきっかけとなったのは、家業の従業員へ行ったインタビューだった。そこで感じた彼らの「想い」「情熱」、そして父への恩返しを胸に、新たなビジネスに挑戦する。

 


 

【ピッチタイトル:ウェルネスな社会を作る「マスク基軸のライフスタイルブランドWe’ll」】

パレ・フタバ㈱|アパレル製造業
藤井 篤彦 氏
http://www.futababowl.jp/company/

「アトツギベンチャーを体現する!IT活用でマスクのファーストチョイスへ!」

母体は、大阪府吹田市で75年前に創業した双葉商事。繊維商品の製造のほか、レジャー施設の運営も行う。

繊維部門を黒字回復したタイミングでコロナが発生するも、すぐにマスク製造に着手。

家業の強みである機動力・生産設備をベースに、マスクブランド「We’ll」を立ち上げるなどマスク業界でも高いポジションを得る。

前職で大手メーカーのマーケティングに従事。

前職でも家業でも、「お客さんが欲しいものをつかみ、それをわかりやすい形にして届けるのを常に心がけている。」と話す。

 


 

【ピッチタイトル:掃除のプロ×服のプロが新しいファッションのあり方を提案

南出メリヤス㈱|アパレル企画生産販売
南出 仁嗣 氏
https://minamide.jp/

「前職ナシで家業に入ったアトツギもイノベーションを起こしていけることを伝えたい。」

大阪府泉大津市で50年以上、縫製工場を営み、北欧ナチュラルテイストの服作りに取り組んでいる。自分たちでいいもの、素材を選びたいという想いから、OEMは行わず自社ブランドで勝負。

アトツギは個人で輝くことがイノベーションではなく、家業の中で信頼を得ていくことがイノベーションとなる」と語る南出氏。モノづくりを徹底して究めてきた老舗縫製工場だからこそ行きついたアパレル業界の課題解決をめざす。

 


 

【ピッチタイトル:農業現場に新しいヒトの流れを作る「ノウスケ」】

Pruning合同会社(葡萄のかねおく)|農業人材サービス業
奥野 成樹 氏
https://budou-o.com/

 

「生産者こそ自分で新たなサービスをつくっていくような業界へ。自分がロールモデルになる!」

大阪府柏原市で118年続く、葡萄づくり一筋の葡萄園。

東日本大震災が発生した直後に、会社員として福島県へ赴任した。そこで、福島県を何とかしたいとUターンする多くの経営者と出会う。風評被害で商品が売れなかった際に、状況を打破すべくITを駆使して解決していくのを目の当たりにしそれまでの農業のイメージががらりと変わった。

「何か世の中のためにできること、自分にしかできないことをしたい。」

その想いで、家業へ入社。

「農業でもベンチャー型事業承継を実践し、柱となる新規事業を開発していきたい。」という熱い想いをぶつける。

 


 

【ピッチタイトル:スマートファクトリー化による海外展開(地産地消モデル)】

㈱ひびき精機|製造業
松山 功 氏
http://www.hibikiseiki.com/

「ピッチ初挑戦。多くの人と関わりながら、すべてを吸収し、事業に反映させていきたい。」

山口県下関市で、約50年前に祖父が船舶部品製造の会社を創業。

父は造船業界の不況を受けて、半導体産業に参入し、松山氏は航空宇宙産業へと進出。ミクロンオーダーの複合精密切削加工を行っている。

現在は半導体製造装置やエネルギー関連、航空宇宙関係等の部品製造を行い、中小製造業では国内初のローカル5G導入。

学生時代はプロアーティストの音楽イベントを手掛けるなど、「コトづくり」が得意な松山氏。

「地域のサポートがあってこそできる事業。長年培った「モノづくり」×自身の得意な「コトづくり」を掛け合わせ、地域で人財を創出するような環境づくりをしていきたい。」と語る。

 


 

【ピッチタイトル:老舗のアトツギが創り出すNEW「臼杵煎餅」 ~次の100年を担う 新たな物語~】

後藤製菓|菓子製造業
後藤 亮馬 氏
http://www.usukisenbei.com/

「従業員や地元の皆さんの応援を背負って、地域の良さを発信し、各地へ元気を届けていきたい!」

人口3万人の大分県臼杵市。江戸時代より伝わる銘菓「臼杵煎餅」で知られる後藤製菓。「臼杵煎餅」は保存に長けていて、江戸時代から保存食としても活用されていた。

次期5代目の後藤氏は、巷では「せんべい王子」と呼ばれている。

人一倍地元への思い入れも強いからこそ、地元で愛される商品を作り、大分県から世界を見据えた取り組みを構想する。

「不易流行。変化を恐れない老舗だからこそできる挑戦を通し、地元へ恩返ししたい。」と語る。

 


 

【ピッチタイトル:工場の設備稼働率を向上させ、生産性UPを強力にサポートする「Device Watcher」】

島田電子工業㈱|製造業
島田 直弥 氏
https://sdk-info.com/

「世の中の潜在アトツギにも、「家業」を挑戦の選択肢として感じてもらえるようなピッチをしたい。」

1976年、大分県中津市で祖父が会社設立。5年目より父が社長に就任し、オプトエレクトロニクス専業者として、大手電機メーカーとの取引や産学連携を通じて、独自技術を培ってきた。

島田氏は、2年半前に東京より大分にUターン。現在第2創業期として、家業の技術を元にインターネット業界で培ってきた経験を活かし、新規事業の立ち上げを行っている。

「製造業や中小企業にはいろんな挑戦や可能性がある。自社も含めて、その挑戦を後押しできるような仕組みを作っていきたい。」と語る。

 


 

【ピッチタイトル:寝具専門店のおもてなし地域連携が生み出す最高の宿】

城山ふとん店|寝具製造・小売業
松田 陽子 氏
https://www.shiroyamafuton.com/

「お客様の想いに寄り添い、想い出の詰まったおふとんに新たな命を吹き込む。寝具に関わる業界と連携し寝具専門店の新たなカタチに挑戦。」

50年前、宮崎県延岡市で祖父母が創業した製綿業がルーツ。その後、時代の移り変わりとともに、羊毛布団や羽毛布団などの小売業が付随された。15年前に寝具専門店がおもてなしをする貸しふとんを借りたい!というお客様の声からおもてなし貸しふとんサービスを開始。衛生面の強化と内製化を図るため、3年前ふとんの消毒・殺菌・クリーニングを行う工場を設立。

今年の挑戦は「ふとんの修理屋さん」。ふとん屋の風雲児とも呼ばれている松田氏は、「寝具業界や地域をまきこみ、新たな寝具専門店の価値を作り出す。」と語る。


 

【ピッチタイトル:キャビアから始まる無くさない世界】

(有) 鈴木組|建設業、養殖業、林業
鈴木 宏明 氏
https://heike-caviar.jp

「地元でやっていくうえで大切なのは、周りを変えていくのではなく、自分が変わること。みんなに影響を与えられるように盛り上げていきたい。」

創立50周年を迎える建設会社。日本三大秘境の地「椎葉村」でのダム建設を曽祖父が手掛け、父親の代で他業種展開を進めた。養殖や林業、キノコの栽培など山の魅力を伝える取り組みを進めている。

現在力を入れてるのは、チョウザメの養殖だ。天然よりもおいしい養殖キャビアづくりに取り組んでいる。

挑戦を始めた当初、田舎も、自然災害に左右され「儲からない」と揶揄される一次産業も嫌いだった。

何度もやめようと思ったが、やっていくうちに地元もチョウザメも好きになった。

「10年後にチョウザメをレッドリストから外し、「椎葉村」をさらに盛り上げる。」と、鈴木氏は強く語る。


 

以上の15名が19日の最終プレゼンを盛り上げる。

 

主催:中小企業庁、事業継承ネットワーク全国事務局(野村證券)

運営:一般社団法人ベンチャー型事業承継

 

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